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なぜ今、除菌が必要とされるのでしょうか？
・病原菌により収量が激減するため
水耕栽培では、使用する農業用水や養液中に植物に対する病原菌（例えば、ピシウム菌
や疫病菌、ラルストニア菌など）が混入して感染が起こった場合、栽培物が全滅するこ
とも珍しくありません。
病原菌の感染後に栽培物を救う方法は農薬を使う以外にはほとんどありませんが、農薬
を使用することにより、必ずしも安全・安心を謳えなくなってしまいます。
また、感染した場合には感染を拡大させないように、養液を捨てることになりますが、
生態系などへの影響を含めた環境汚染が懸念されます。
- それでは、実際にピシウム菌（根腐病の原因菌）に感染するとどうなるかを水耕栽培のホウレンソウについてお示しします。
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・それでは、どうすれば良いのでしょうか？
そこで、当社は感染を防ぐことが重要であると考え、グラファイターという無機銀系
抗菌剤を使用して『農業用の水や養液を農薬を使わずに除菌するシステム』の研究開
発を進めることに致しました。この研究は岐阜県農業技術センターや岐阜大学との共
同研究によっても実施されております。
当社が開発した無機銀系抗菌剤『グラファイター』は、ピシウム菌の遊走子に対して
非常に強い除菌作用を示しました（左写真）。
・菌密度と発病リスクの関係について
病原菌による発病リスクは、水や養液中に存在する菌密度によって異なり、密度が
1Lあたり5ヶ以下であればほとんど発病しないことが確認されました（岐阜県農
業技術センターとの共同研究にて）。つまり、万が一、菌が混入しても、我々の開
発した除菌システムを使用して菌密度を低下させれば、発病することなく、農薬も
使用することなく、収穫につなげることが可能となるのです。
また、養液の除菌が出来れば養液のリサイクルに繋がり、環境にもお財布にも優し
いことになります。
当社では、生態系のエコ、経済性のエコのダブルエコを守るために、これからもグラファイターを使用した抗菌システムの研究を継続して参ります。
2009.04.23 |
HP立ち上げました。TYKのオフィシャルHPがリニューアルするまでの期間限定のHPです。
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Information
炭素材料研究所について
●学会や展示会での成果発表により当社の新しい活動（農業水用の除菌システムの開発）
を報告しております。また、お客様のTPOに応じた除菌システムの提案・設置も実施
しております。
ＴＹＫは主にセラミックス関連の事業を展開しておりますが、新しい事業の柱を見出
すために炭素材料研究所におきまして３つのテーマで研究開発を行なっております。
このうち、我々は当社が開発した全く新しいタイプの無機銀系抗菌剤であるグラファ
イターを用いた除菌材料の研究開発を行なっております。
昨年は、アグリビジネス創出フェア、アグロイノベーションに出展しました。
TYK CORPORATION とは
●よりよい製品とサービスをよりローコストに、よりスピーディに
TＹＫは鉄鋼をはじめ、非鉄金属、セメント、窯業、化学、電気機器、さらには
建設、機械、土木など、あらゆる産業分野のご理解とご協力を得ることができ、
これをバックボーンにユニークかつ高品質な製品を次々と世に送り出してまいり
ました。そして、今日ではこれらの製品を日本国内に限らず、広く世界の主要国
に供給し、ご好評を博しております。詳細は、LINKからどうぞ。
我々が抗菌剤の研究開発をしている炭素材料研究室はTYK明智工場（明智セラミ
ックス）にあります。 詳細は、上記メニューボタンからどうぞ！
商号『東京窯業株式会社』代表取締役社長 牛込 伸隆
LINK
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